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次世代の無人販売店舗の実験として話題!道の駅いちかわのコンテナIchikawaGoを使用してみました【レビュー】

IchikawaGoコンテナ

みなさんこんにちは。

今回は道の駅市川に2022年2月1日にオープンした、無人販売施設いちかわGo。

NTT東日本が開発したシステムを使い、人手不足対策などでビジネス界では注目を浴びています。

前から使ってみたかったのですがなかなかチャンスが無く、すでに3か月経ってしまいましたが、先日ようやく使うことができましたので様子をお伝えします。

いちかわGO導入の背景

道の駅いちかわは地域の特産品を販売したり、美味しいイタリアンレストランやカフェがあって地域住民にとってはなかなか素敵な施設だと思います。

一方でサービスエリアやドライブイン的な利用者にとっては、いまいち使いずらいという側面もあります。

主に次の2つの課題があると思います。

1. 比較的安価な食事の提供

2. 営業時間の問題

まず一般的なサービスエリアにあるような、比較的安価な食事の提供がありません。

イタリアンレストランアルポンテは本格的なイタリアンを比較手に安価に楽しめるレストランとして人気ですが、それでも1000~という価格帯です。

トラットリア・アルポンテピザ
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しかしドライブインに求められる食事は500円~ということを考えるとちょっと高めということになります。アルポンテさんもカレーを販売したりして、そのような声に配慮しているのが感じられます。

ただこの問題もキッチンカーがほぼ毎日出店するということで、最近は対処されています。道の駅市川でもお弁当屋や軽食類の販売もありますので、食事に関してはだいぶ改善されたはずです。

それでも道の駅いちかわにはコンビニのようなお菓子やおつまみと言った気軽に買えるものはありません。やはりどうしてもお土産や地元のお店の「人にあげて喜ばれるような商品」が中心で、手軽に自己消費するための安価は少ないです。

2つ目の問題ですが、道の駅いちかわの営業時間は9:00~22:00です。決しても次回わけではないのですが、お仕事をしているドライバーさんは夜中にもお腹を空かせて立ち寄ります。

そこで何も買えないことに気づきます。見渡す限りコンビニもありません。

田舎のSAでは飲み物の自販機が1台だけぽつんとあるようなところも珍しくありませんが、道の駅いちかわの機能としては寂しいですね。

ということで導入されたのが無人販売施設のいちかわGOです。

これによって24時間の無人販売ができるようになりました。

Ichikawa Goを早速使ってみる

ではさっそくいちかわGoを使ってみましょう。

いちかわGoはアプリを使って入店・退店・お会計をしますので、ますはアプリをインストールしてセットアップします。

スマートストアアプリをダウンロード

IchikawaGo

「スマートストア」をApp Storeで (apple.com).

スマートストア – Google Play のアプリ

セットアップには会員登録とクレジットカード情報の登録が必要になります。そんなに難しくはないので3分程度でできると思います。

これは来店前にも設定できますよ。

ところでこの「スマートストア」というアプリはNTT東日本がリリースしています。まだ実験段階で発展途上ですが、今後全国で人手不足の解消などに役に立つことでしょう。

人口減少社会の到来を見据えた「スマートストア」を本社ビル内にオープン~無人×ICTによる非接触購買と店舗運営の効率化を目指して~ | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本 (ntt-east.co.jp)

NTT東日本としては以下の目標があるようです。

  1. 購買データ、AIカメラ解析による来店、販売数予測および陳列等の改善
  2. 非接触によるお客さま対応
  3. 地域店舗との連携による作りたて商品の販売
  4. 物流拠点としての通信ビル活用

今はこのあたりであ道の駅いちかわでしか使えないかもしれませんが、将来は使えるお店も増えていくでしょう。

いちかわGoの入店方法

最先端のシステムにドキドキしながら入口に立ちましたが無反応。

入り口は手動です(笑)

アプリのセットあっっぷが終わると左のような画面になります。多分お店のタイプによって入店方法が変わるのだと思いますが、いちかわGoでは「ゲートにかざして入店」を選びます。

そうすると右の画像のようにQRコードが表示されます。

これをゲートにかざして入店します。

簡単ですね。

Ichikawa Goの店内の様子や品揃え

さて店内はこんな感じです。

常温棚x1、冷蔵ケースx1、冷凍ケースx1です。

狭い店内ですが冷暖房は完備です!

次に商品を見てみましょう。

常温棚にはお菓子やパン、スープなど。ただしお湯の用意はありません…

菓子パンはいわゆるロングライフ商品。常温で2~3か月持つやつです。

IchikawaGo店内

あれ?外にはおにぎりやサンドイッチなどもあるっぽいこと書いてありましたが、無いですね?時間帯によるんでしょうか?

冷凍ケースにはアイスとオクタン餃子などのお土産品があります。

いちかわGoのお会計の方法

事前にアプリにクレジットカードを登録してありますので、そのままスキャンしてお会計します。

イオンのレジゴーのイメージです。

商品のバーコードをスキャンして登録です。

そしてアプリ上でお会計をします。

お会計が終わったらまたQRコードを表示して退店します。

この時お会計が済んでないとエラーになるのでしょうか?

IchikawaGoの感想と展望

こちらのコンテナの利用者の想定としては

「道の駅いちかわの売店では高くて買うものが無い」、もしくは「閉まっている時間に食べ物を買いたい」

などが考えられると思います。

そうするともうちょっとコンビニっぽい品揃えで、品数も多い方がいいんじゃないかなと思います。同じ商品を何列にも分けて並べていて非常にもったいない印象です。

実はオープン当初の写真を見るともっと商品数が多く、常温棚も一つ多かったようです。

しかし現在はあまり新鮮なものは無く、お土産品が半分を占めている状態です。

消費期限の短いおにぎりやサンドイッチなどは管理もしにくいし、廃棄が出たのでどんどん減らした結果このようになったと思われます。

廃棄をおそれてロングライフの商品ばかり置いているので、商品自体の魅力が落ちて売れない店の負のスパイラルに陥っている気がします。

このような新しい業態では、消費者に受け入れられるまでにかなりの時間がかかります。周知されるまではしっかり売り場をメンテナンスして行った方がいい気がするのですが。

実際の販売データを見ていないので、勝手な想像でしかありませんが。

これでは都心によくあるファミマの自販機でいいのでは?と思ってしまいます。(多分あれば室内用だと思いますが)

ここの品揃えを選んだり補充したりしている人が誰なのかはわかりませんが、それによって売り上げが大きく変わる印象ですのでもうちょっと頑張ってほしいなと思います。

せっかくなので、いい結果を残して存続してくれたらいいなぁと思います。

すみません、前職ではこういうのやってたので気になってしまいました!

2022年8月のいちかわGo

久々にいちかわGoのコンテナをチェックすると大変なことに。

もはやロングライフのパンさえあきらめてしまった模様です。そして缶詰屋さんに!

個人的にはこういう商品は好きです。

でも道の駅でやるのはどうなのでしょう?

何か名産品を売らなければという縛りがあるのか?でも地元商品じゃないし?と色々疑問符はつきます。

全国を代表する缶詰の数々。

仙台、盛岡、青森、金沢などの商品がずらり。

北海道のジビエ系缶詰も多数。

100円アイスやオクタン餃子は健在。ここはどちらかといえば売れているのだと思います。がんばれ!

ということで見守っていきましょう。

IchikawaGoの営業情報

店名IchikawaG
ジャンル無人販売店
住所〒272-0834 千葉県市川市国分6丁目10−1
電話番号
ホームページ
口コミ
営業時間24時間
その他アプリを通じたクレジット決済のみ
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