行徳の新浜地域には大きな野鳥保護区があります。
最近発展が著しい行徳及び妙典地域ですが、自然も多く残されているのが魅力ですね。
昔から野鳥を観察する施設はありましたが、老朽化による廃止や住民による復活の希望などを経て、2020年には新たに「あいねすと」としてい生まれ変わりました。
今回はそのあいねすとの魅力についてお伝えします。
「あいねすと」行徳野鳥観察舎はどんなところ?
行徳野鳥観察舎の歴史は古く、昭和50年(1975年) 3月に最初の施設がオープンしています。
それ以来地域の住民が気軽に野鳥を観察したり、自然保護について学べる施設として人気でした。
県営の施設としてオープンしていた旧行徳野鳥観察舎ですが、老朽化のために一時閉館しています。その後市民の要望に応える形で、市営の施設として整備することが決まりました。
そして令和2年(2020年)10月11日(日曜)令和の世にふさわし近代的な施設となって新たにオープンしました。
それが「あいねすと」です。
「あいねすと」の名前の由来は?
新しい施設の名前を決めるに当たっては投票が行われました。
有効票は1574票もあったそうです。
他にも色々な候補があった中で、あいねすとはぶっちぎりの一位でした。
候補名 | 得票数 |
---|---|
あいねすと | 714 |
メビウス行徳 | 320 |
ミレスト | 257 |
ニアレストいちかわ | 181 |
むげんラウンジ | 102 |
どうでしょう?
既に愛着がわいてしまっているので今更ですがやっぱり「あいねすと」が一番いいような気がします。
「あいねすと」は造語で
ICHIKAWAの”I”と”愛”
鳥の巣の”Nest”
を組み合わせて作ったということです。素敵ですね。
個人的にはIには自分も意味も入っていて「私と自然が触れ合う場所」みたいな説明もいいかなと思いました。後付けですが(笑)
あいねすとの施設
それでは「あいねすと」の施設について見てみましょう。
あいねすと1階入り口
まずは一階で入館手続きをします。入館は無料ですが、初回は入館証の作成が必要です。家族で一枚持っていれば大丈夫です。
こちらで館内で使えるスコープの貸し出しも行っています。
あいねすと1階のカフェ
1回にはカフェがあり、飲み物とちょっとしたスイーツなどを買うことができます。値段はリーズナブルです。
施設内で飲食可能なのは1階の中庭「ライトコート」のみです。外にもベンチがっ設置されていますので、そちらの利用も可能です。
なお入館には手続きが必要ですが、カフェのテイクアウトとトイレの利用のみでしたら、受付に一声かけるだけで大丈夫です。
あいねすと – 市川塩浜/カフェ・喫茶(その他) | 食べログ (tabelog.com)
あいねすと1階の中庭「ライトコート」
こちらが中庭の「ライトコート」です。吹き抜けになっていて気持ちいいし、お洒落な空間です。こちらではカフェの商品をいただくことができます。
あいねすとの野鳥観察エリア
上の階に上がると中2階に常設型のスコープがあります。
そして2階には常設スコープのない観察スペースがあります。受付で移動型のスコープを借りれば、ここで観察できますし、ご自分のスコープでも観察できますね。
こんな感じで野鳥の楽園を観察できます。
あいねすとの展示エリア
あいねすとには野鳥の事を勉強できる資料が沢山あります。
また職員の方達がその日に見られる野鳥の情報を随時アップデートしていますので、参考にしましょう。職員の方に直接質問してもいいと思います。
あいねすとの隣には野鳥病院がある
あいねすとに隣接して野鳥病院があります。
ここでは怪我などをして保護された野鳥たちがいて、その様子を見ることができます。
治療をして十分に回復したらまた野生に帰っていきます。
岐津付いた野鳥を見かけたら保護をお願いすることもできますので相談してみましょう。
野鳥病院 | NPO行徳自然ほごくらぶ公式サイト (gyotokubird.wixsite.com)
あいねすと隣接の宮内庁新浜鴨場とはどんなところ?
地元の人なら誰でもその存在を知っていますが、実際どんなところかよくわかっていないのが新浜鴨場です。
鴨場とは天皇家が来賓接遇の為に使用している施設です。
鴨場は全国に2か所しかありません。
その一つは埼玉の北越谷にある埼玉鴨場です。
そしてもうひとつが我らが行徳にある新浜鴨場です。
なかなか世の中には知られていませんでしたが、今上天皇と皇后雅子さまが初めてのデートをされた場所として一躍有名になりましたね。
その後も一般人は立ち入ることができない場所でしたのでミステリーなところでした。
しかし政府の方針として、観光資源として活用できるものはどんどん公開していくことになりましたので、平成28年から定期的に見学会が実施されています。
ちょうど赤坂の迎賓館が通年一般公開を始めたのもこの頃です。
といってもコロナ禍のここ数年は公開は休止されています。
また再開したら、是非参加してみて下さい。
行徳鳥獣保護区に入るには自然観察会に参加する
あいねすとのまえに広がる行徳野鳥保護区ですが、普段は立ち入ることはできません。
しかしNPO行徳自然ほごくらぶの自然観察会に参加することで立ち入ることができます。
コロナ禍では開催は不安定ですが、最近は定期的に実施されていますので、時間が会う時に参加してみてください
自然観察会 | NPO行徳自然ほごくらぶ公式サイト (gyotokubird.wixsite.com)
あいねすとへの循環バス実証実験中
現在あいねすとを巡回するコミュニティバスの実証実験が行われていますので、行徳駅や行徳内各所からバスでアクセスできます。
ちなみに半年間の利用状況は12.8人/日で採算率は5.3%という厳しい状況のようです。採算率が30%行かないと、本格運行には移行しないようです。現状まだまだ知らない人が多いとおもいますので周知が進めばもう少し利用率は上がるのかなと思います。
市川市コミュニティバスあいねすと循環ルートの実証実験運行について | 市川市公式Webサイト (ichikawa.lg.jp)
あいねすと周辺は桜の名所でもある
あいねすと周辺には沢山の桜の木が植えてあります。特に河津桜の時期は綺麗です。
もちろん野鳥も沢山花の蜜を吸いにやってきますので大変にぎやかです。
あいねすとの営業情報
店名 | あいねすと(行徳野鳥観察舎) |
ジャンル | レジャー、自然学習 |
住所 | 〒272-0137 千葉県市川市福栄4丁目22−11 |
電話番号 | 0477028045 |
ホームページ | あいねすと(行徳野鳥観察舎)へ ようこそ | 市川市公式Webサイト (ichikawa.lg.jp) |
営業時間 | 9:00~17:00 月曜定休日(祝日の場合は翌平日)、年末年始 |
駐車場 | あり15台 |
その他 | |
地図 | > |